「ドラキュラII 呪いの封印」クリア

探索型悪魔城の走り、と言えるかもしれないRPG要素を組み込んだ2作目。

 

敵を倒した際にドロップするハートはサブウェポンで消費する他にお金の代わりにもなり、敵のレベルが適正以上なら経験値も同時に獲得できる。経験値が一定量溜まると清算されてレベルアップ、体力が劇的に強化される。

 

3回分の残機が尽きると所持していたハートと経験値がロストする、と聞くとソウルシリーズに例えられなくもない。しかしこの仕様のせいで当時のプレイヤーは稼ぎ直しに時間を取られていたはず。落下死しやすい作りの悪魔城とのロストスパイラルは想像するだけでも辛い。町にまで水没ポイントを作るのは流石にやりすぎだと思う。

序盤のロストポイント

昼夜の概念によって敵の強さが変化し(昼のBGMは名曲Bloody Tears)夜は町の施設も利用できないという設計は面白い。とはいえ休憩所である教会だけは常に開放してほしかったところも。

夜が明けるまで待ちぼうけ

英語分からない&隠しヒントを見逃したくないと、今回は攻略情報を参考にしつつ進めたが、自力攻略なら諦めていたかもと思えるほどに難しい、というか分かりづらい。「昔のゲームは不親切」を体感しやすい作り。

壊せる壁や見かけだけの床を調べるために石橋を(聖水で)叩いて渡る。この作業も悪魔城らしいといえば聞こえはいいかもしれないけど単純に面倒くさいだけだった。

 

ドラキュラ以外のボスはデス様とカーミラのみ。デス様はまだしもカーミラは初見で楽々撃破できる程度に味気ない。無敵になれる月桂樹の有無も含めて最初の館のピョンピョンデーモンが一番厄介だった。

 

・その他

最初の街並みで血の輪廻を感じ取れたり、最終武器が「炎の鞭」で嬉しかった。

館のBGM「Dwelling of Doom」も良い。

異色のサブウェポン「ニンニク」