「テイルズ オブ グレイセス f」クリア

ラストバトルはアスベル、ソフィでそれぞれ25、50hitと両方の第3秘奥義をかませたので満足。秘奥義で締められればかっこよかったけど惜しくも1万残し、そこから怒涛の反撃にエレスブレイクで全滅寸前まで追い込まれてヒヤヒヤさせられた。

 

評判通り戦闘が抜群に面白い。通常攻撃を廃して全て技に変えるという革新的な試みに、「アラウンドステップ」の導入によってシリーズでは重要視されなかった回避アクションの楽しさも生まれ、よりスタイリッシュな戦闘が味わえるようになった。

立体的に動き回るキャラクター、荒々しいエフェクト、爽快な効果音(複数ヒットでさらに倍!)と三点揃って最高。秘奥義の演出も超カッコイイ!

「誰を操作しても楽しい」と聞いていただけはある。といってもアスベルが圧倒的に多いし、そのアスベルでさえ使いこなせてるとは言い難い。まだ深みの部分すら見えないことにワクワクできる、本当に素晴らしい完成度。

 

今回もD2と同じく上位の難易度が解放されたら即引き上げたかったけど、砂漠遺跡のディス・パテル2体でさっそく叩きのめされ、そっとハードに戻す。

通常戦闘ではザヴェート山の敵が異様に強く、後衛が範囲術に徹すればいいと分かるまでに長い時間がかかった。いつも通り要領が悪い。

 

ボスはどれも特徴的な動きをしてきて、ボス毎に全く違う戦い方を要求されるD2ほどではないにしろ、HPの割合で行動が変化するタイプが多くて歯ごたえがある。

本編初ボスのリスキル戦車に数で圧し潰してくるクイーンスライムと、序盤に出していい強さじゃない。難所のセルディクでリトライ地獄に陥るが、ここで赤防御からのB技押し付けと操作切り替えの重要性にようやく気付けた。

マリクやカーツは手下を先に、と見せかけてボスに集中する方が戦いやすかった。特にカーツ戦は一番詰まったところで、攻撃が苛烈な上にブレイク毎に確定で秘奥義をかましてくるズルさ。謎の判定で散開してようが三人まとめて屠られる時もある。

最終的には手下を他の三人に任せてマリクを操作する方針に落ち着いた。視点が広くて状況も分かりやすく、ストーリー的にもシンクロできて大満足。

 

戦闘そのものは楽しいけど、ピースのランダム性と性質のややこしさを軸に装備周りのシステムが好みじゃないのはD2やRの流れを受け継いでる。そこは守らなくていい。

 

ストーリーは「精神を乗っ取られて他国の資源を奪い続ける国王を追う」というのが序盤終わりから終盤まで続き、展開的には大きく変化しない。ソフィの出自に関しても進展するのは終盤になってから。
波乱があったのは序盤のラント編ぐらいで、全体を通して平坦で盛り上がりに欠ける。二回あるソフィの復活はもっとドラマチックにできたんじゃないかと思えてしまう。

 

BGMは、戦闘に関してはいつも通りいい曲が揃っている。終盤のガルディアシャフト、ボス戦ならセルディク戦、エメロード戦が特に好き。通常戦闘は地域ごとに用意されていて、楽器やメロディラインにもそれぞれの特色が感じられて新鮮。

反面フィールドやダンジョンはいまいち印象に残りづらい。そんな中でもフォドラの二つはデジタル桜庭を存分に感じられて気持ちが良い。コーネル研究施設はイントロからしてはっちゃけ具合が違う。

 

~ちょっとした妄想改善点~

シャトルは町なら屋内でも、ダンジョンならセーブポイントから搭乗できるように

シャトルの施設確認はそのままで、ファストトラベルは別のボタンに割り当て

・A技の確認をワンボタンに

・デュアライズはレシピからの検索ができるように

エナジーは町やショップで自動補充

・一つずつしか追加されない依頼を一括に

 

 

最後まで裂空刃が覚えられませんでした……